この投資提案で紹介される会社は、化学・化学薬品プラントの設置・保守を行っている。 同族経営の有限責任会社(S.r.l.)で、株主は2人で、それぞれが50%の株式を保有している。 両パートナーは、管理、技術、商業の各分野で責任を委譲され、積極的に取締役を務めている。
イタリアに本社を置く同社は、1980年代に設立され、37年間操業を続けている。 同社は化学薬品製造設備の設置およびメンテナンスを専門としており、特に設備接続配管の建設および組み立てに重点を置いている。 プロセス・プラントやユーティリティ・ネットワークの設置に加え、同社は精密な機械的介入に重点を置いた包括的なメンテナンス・サービスを提供している。
同社は、ISO 9001認証を取得した強固な品質管理システムを構築し、UNI EN 9606-1溶接規格に準拠することで、溶接手順の品質と信頼性を確保している。
オーナーは世代交代を考慮し、同社株式の100%売却を提案している。
忠実な顧客、高度な技術を持つチーム、そして業界内での高い評価を背景に、同社はその市場において信頼できる、確立されたプレーヤーとして認知されている。 40年近くにわたって培ってきた技術的専門知識と運営ノウハウは、非常に転用しやすく、魅力的な投資機会となっている。
財務
単位:EUR/000
説明 |
2024年度 |
% |
2023年度 |
% |
2022年度 |
% |
2021年度 |
% |
売上高 |
4.972 |
100.0% |
4.202 |
100.0% |
3.695 |
100.0% |
3.199 |
100.0% |
EBITDA |
192 |
3.9% |
193 |
4.6% |
62 |
1.7% |
-30 |
-0.9% |
営業利益 |
164 |
3.3% |
148 |
3.5% |
48 |
1.3% |
-38 |
-1.2% |
純利益 |
46 |
0.9% |
10 |
0.2% |
9 |
0.2% |
-77 |
-2.4% |
最恵国待遇 |
-779 |
|
-464 |
|
-282 |
|
-349 |
|
取締役報酬 |
-283 |
-5.7% |
-286 |
-6.8% |
-275 |
-7.4% |
-272 |
-8.5% |
キーポイント
- 2021年から2024年にかけて、当社は一定の売上高成長を記録し、2021年の320万ユーロから2024年には500万ユーロとなり、累積成長率(CAGR)は年率15%を超えた。
このダイナミズムが反映されている:
– コビド感染後の活動が回復し、早ければ2023年にはパンデミック前のレベルに戻る;
– 主に化学・製薬部門における産業用顧客ポートフォリオの強化;
– 以前は第三者に委託していたサービスを内製化し、社内で管理する生産能力を増やす。
売上高の伸びとともにEBITDAも徐々に改善し、2024年度には192千ユーロ(3.9%)となった。
- 財務の健全性は、2024年12月31日現在で779千ユーロの積極的な純財務ポジション(現金)により確認され、過去3会計年度で常に増加している。
- 2024年の年間純利益は、82.6%を占める人件費の発生に強く影響され、これに役員報酬の5.7%を加えなければならない。
- 同社は銀行借入に頼らないため、2024年度の純財務ポジション(PFN)は当座預金流動性779,000ユーロで表される。 2024年中に流動性は約31万4000ユーロ増加した。